きっとアドバイスの80%以上は意味をなさない。
良い挨拶がない。
試験期間で死にそうになっているらおくらです。
勉強しろ。
今日はアドバイスについて書こうかな、と。
最近、大学の友達に余計なお世話なアドバイスを試みました。
彼のことを思ってのことだったんですが、どうも意味をなさないし、
なんなら関係が悪化する可能性すらありましたからね。
では、聞き入れてもらえる、良いアドバイスとはなんなのか。
考えてみましょう。
1. 考え方の道筋
アドバイスをすることによる双方へのメリット, デメリット
その利得, 損失の大きさ、それらの発生割合について小, 中, 大とスコア付け、
その期待値を求めて、平均を取ってアドバイスは意味を成すのかについて考える。
2. 本論
2.1 実例と意味性
例えば、僕がA君に「身だしなみに気を遣った方がいいよ」とアドバイスしたとすると
聞き入れる確率は小ですね。大学生という年齢まで興味がないとだいぶ興味ない。
(1)僕に対するメリット
-a: 聞き入れてもらえれば、だらしない恰好をしている友人が減る。
→利得: 小, 発生割合: 小, 期待値: 極小
-b: 一緒に服を選びに行くなど、活動の幅が広がる。
→利得: 大, 発生割合: 小, 期待値: 中
-c: 聞き入れてもらわなかった場合、僕のファッションセンスが相対的に上がる。
→利得: 中, 発生割合: 大, 期待値: 大
メリットポイントの平均は小と中の間という感じ。
(2)僕に対するデメリット
-a: アドバイスを曲解され、関係が悪化。
→損失: 大, 発生割合: 中, 期待値: 大
あとは思いつかないなぁ...
デメリットポイントの平均は大。
(1), (2)の時点で僕にとっては結局、デメリットの方が多い。
(3)相手に対するメリット
-a: 聞き入れれば、身だしなみに気を遣うようになるので、イメージが良い。
→利得: 大, 発生割合: 小, 期待値: 中
-b:「投費」と「消費」の違いを理解できる。
身だしなみがだらしない方は大体これ分かっちゃいない。
→利得: 中, 発生割合: 小, 期待値: 小
メリットポイントの平均は小と中の間。
(4)相手に対するデメリット
-a: 自分を否定された気がして気分を害する。
これが一番問題なんだよね...。アドバイスしなきゃいけない対象って大体頑固。
→損失: 大, 発生割合: 大, 期待値: 極大
(*なにをいってるのかわからねー、って方は↓みれば大体分かるよ...。
まぁ、気にしなくていいってなら良いけど
どうのこうのと僻む方が多い、アホか?)
デメリットポイントの平均は極大。
(1)~(4)から分かるのは
僕にとってデメリットが多い、相手にとってもデメリットの方が多い。
こういう考え方をすれば、アドバイスはやらない方がいいということになってしまう。
2.2 なぜアドバイスは聞き入れられないのか
頑固な人間が多いからに尽きる。
しかし、そもそもアドバイス自体、どんなに一般的で正しいことでも
結局はエゴの押し付けにしかなり得ない。
アドバイスをする側は、よいメソッドを共有しようしようとしているのだろうが、
される側が新しいメソッドを発見するかもしれない。
(*と、信じている聞き手が多い、という考えもある。)
実例を挙げるなら、
A「彼女が欲しい、どうしたらいいかな。」
僕「まず、きっかけだよね。
まぁ第一印象は大事だから、身だしなみに気を付ければ?」
Aくんは大学の部活でレギュラーをやるほどのスポーツマンなので、
身だしなみ以外に、ガタイの良さで売っていくという方法もある。
これが新しいメソッド。
僕はパソコンばっかり触っているインキャなので、そういうアプローチは出来ない。
だから、本当にAくんに寄り添ったアドバイスが出来るわけではない。
僕の成功事例を挙げるしか出来ないということ。これがエゴの押し付けである。
あとは、アドバイスする人に依る。
例えば、Aくんの好きなアイドルが「清潔感のある人が好き!!」と言えば
もー、明日には清潔目指して突っ走るでしょうよ。
清潔すぎて見えなくなるのでないか。
つまり、
アドバイスは僕の仕事じゃない。
あなたの仕事でもない。
だれか、説得力のある人がきっといつかひとつの解に導いてくれるはずだ。
いつか。
きっと、いつかわかる。
(作者の毛利甚八先生、安らかに。)
3. まとめ
1. アドバイスはデメリットの方が多い
2. その理由は、頑固人間が多いから。
3. アドバイスはエゴの押し付けでしかない。
4. あなたがアドバイスしなくても誰かがやってくれる。
5. やってくれなくてもあなたは損しない。
6. アドバイスの必要がない人たちと交流しましょう。
それでは今日はこの辺で。
よしなに。